みんなで本をもちよって

読書に関するあれこれ

  (最終更新日:2021.10.29)

【本で遊ぶ】「みんなで本をもちよって」は本で遊べておもしろいアナログゲーム!

こんにちは、つみれです。

このたび、「みんなで本をもちよって」という本を使って遊べるアナログゲームをプレイしてみましたので、感想を書いてみたいと思います。

 

本は「読む」以外に「遊ぶ」という楽しみ方もあるということを教えてくれるおもしろいゲームです!

 

また、私がプレイヤーとして実際に遊んでみた動画もあります。

それではさっそく感想を書いていきます。

ゲーム情報
ゲーム名 :みんなで本をもちよって

製造・販売:株式会社ケンビル
プレイ人数:2~8人
対象年齢 :12歳以上
プレイ時間:20分

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みんなで本を持ち寄ってあそぶ!

みんなで本をもちよって遊ぶ

こんな人におすすめ

チェックポイント
  • 本を使うゲームを探している
  • 読書会で遊べるゲームを知りたい
  • 大喜利が好き

ゲームのルール

「みんなで本をもちよって」は、簡単に言うと、本を使った大喜利といった内容のゲームです。

プレイヤーは各自、自分の好きな本を1冊ずつ用意します。

ゲームのパッケージに同梱されている「お題カード」をシャッフルして積み上げた山札から、出題者が一枚カードを引きます。

一枚のお題カードには、表裏あわせて4つの「お題」が書かれていますので、そのなかから好きな一つを選んで読み上げます。

お題カード

出題者以外のプレイヤーは、自分の持ってきた本のなかからお題の答えになるような文章を探し、見つけたプレイヤーは「みーっけ!」と宣言します。

ただし、文章は連続して書かれている箇所を丸ごと抜き出さなければならず、間を抜いたりしてはいけません。

たとえば、下のような文章を使って回答する場合。

われらここにあるの三名。同年同月同日に生まるるを希わず、願わくば同年同月同日に死なん

 

<span class="su-quote-cite">『三国志 全12巻完全版』/吉川英治 kindle版、位置No. 2141</span>
「われら」
「ここにあるの三名」
「われらここにあるの三名。同年同月同日に生まるるを希わず、願わくば同年同月同日に死なん」
× 「われらここにあるの三名。願わくば同年同月同日に死なん」(←元となった文章の間を抜いてはいけません)

 

最初に見つけたプレイヤーは「みーっけ!」と宣言したら、付属の砂時計をひっくり返します。

その砂が落ちきるまで、もしくは全参加者が「みーっけ!」を宣言するまでが制限時間となります。

砂時計

 

文章探しの時間が終わったら、最初に「みーっけ!」を宣言したプレイヤーから時計回りに、自分の見つけた文章を自信をもって発表していきます。

全員の発表が終わったら、出題者は最も良い文章を発表したプレイヤーに今回のお題カードを渡します。

今回の出題者の左隣に座っているプレイヤーが次回の出題者となり、再度上記ゲームを繰り返していきます。

最終的に獲得したお題カードの枚数が最も多かった人が優勝となります。

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実際にプレイ

私が所属している文学サロン「朋来堂」のYouTubeチャンネルで、この「みんなで本をもちよって」のプレイシーンを動画として配信することになり、みんなでプレイしてみました。

 

動画を撮影しやすいルールに改変してプレイしましたが、めちゃくちゃおもしろかったです。

 

私も「つみれ」という名前で登場していますので、生温かい目で応援しながらご覧ください!(笑)

基本ルールであそぶ

▼基本ルールで遊んでみた動画

この動画撮影時は、砂時計は使わずフレーズ探しは1分30秒固定、出題者もフレーズ探しに参加するというルールでやっています。

1分30秒経過したら、出題者から時計回りで回答を発表。

プレイヤー全員がそれぞれ良いと思った回答に対して投票(自分に投票はだめ)し、最も得票の多かった回答を発表したプレイヤーが1ポイントゲット。

全員が1回出題者になるまでゲームを繰り返し、最終的に最も獲得ポイントの多かったプレイヤーが優勝という形でプレイしました。

ベストブック決定戦ルールであそぶ

▼ベストブック決定戦ルールで遊んでみた動画

二つ目の動画では、一つ目とは少しルールを変えて遊んでみました。

砂時計を使わずフレーズ探しは1分30秒、出題者もフレーズ探しに参加するという基本的なところは変わりませんが、優勝者を決めるのではなく優勝本を決める「ベストブック決定戦」ルールです。

さらに1ターンプレイするたびに、みんなで持ち寄った本を隣のプレイヤーに回していくスタイル!

とても盛り上がりましたよ!

光と闇ルールであそぶ

▼光と闇ルールで遊んでみた動画

三つ目の動画では、さらに別のルールで遊んでみました。

「光と闇ルール」の公式のルールは、同梱されている光/闇カードを使ってプレイヤーの属性を光か闇か決めておき、下記の要領で回答を本のなかから探す、というものです。

  • 光:おもしろい、前向き
  • 闇:暗い、刺々しい

公式では2人プレイ用のルールなのですが、動画では光チーム・闇チームに分かれての団体戦という形で遊んでいます。

感想

今回は200種類も用意されている「お題」のうちのほんの一部で遊んでみただけでしたが、めちゃくちゃ盛り上がりました。

「その本から、そんな文章が飛び出してくるのか!」と驚かせてくれたり、本来的にはマジメなはずの一文が滑稽な文章に生まれ変わったりと、なかなか刺激的なゲームです。

また、ゲーム内容以外のところでも、下記のように読書会とはまた違う「本がテーマの交流」が生まれていて、とても有意義なゲームでした。

  • 他のプレイヤーが持ってきた本に興味を持つプレイヤーが現れる
  • 持ち寄った本同士を貸し借りするプレイヤーが現れる

本の新しい楽しみ方として、とても新鮮な体験ができたと思います。

普段、自分が読んでいる本を他の人に知ってもらう(布教する)絶好の機会にもなりますし、単純に遊んで楽しいゲームですので、本好きの皆さまはプレイしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

つみれ

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