自己啓発、ハウツー

  (最終更新日:2019.12.2)

【感想】アウトプットが人生を変える!『アウトプット大全』/樺沢紫苑

こんにちは、つみれです。

最近、精神科医樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)を読みました。

基本的に私は娯楽性の高い本を読むことが多いのですが、まれに情報のインプットを目的に読書をすることがあります。まれにね。

でもインプットした情報というのは、ただインプットしただけで終わらせてはいけないんですってよ!?

というわけで、効果的なアウトプットを行うことで人生が好転するとまで言い切る本書の感想をさっそく書いていきます。

作品情報
書名:学びを結果に変えるアウトプット大全

著者:樺沢紫苑
出版:サンクチュアリ出版(2018/8/3)
頁数:270ページ

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アウトプットの価値を80の切り口から説明

私が読んだ動機

ベストセラーということで本屋でもよく見かけましたし、他の読書家さんからおすすめされることも多かったので読みました。

こんな人におすすめ

チェックポイント

効率の良い学び方、働き方をしたい

自分の思っていることをうまく伝えられるようになりたい

現実を変えたい

ベストセラーを読みたい

誰だって効率の良い学び方、働き方をしたいよ!と思っているはずです。

でもうまくいかないんだよ!という人も多いことと思います。

それはもしかしたら「アウトプット」の方法がよくないのかもしれません。

私も自分を変えようと思ったら、まずインプットに走ってしまいがちです。

自分に何か足りていないものがあると実感しているときって、つい、

つみれ
インプットしなきゃ!!

 

と思ってしまうんですよね。不足分をインプットで補おうとするというか。

そして、ガーっとインプットしまくって満足してしまう。

このやり方は効率的ではないと本書の筆者、樺沢紫苑さんは言います。

樺沢さんの言う「アウトプット」の秘めたる効果を下記で見ていきます。

豊富なイラスト

と、その前に本書のすばらしいなと思った点を挙げておきます。

まず、イラストや図表が非常に多く差し挟まれていて、視覚的に楽しく、読んでいて飽きないということです。

レゴブロックの人形のようなかわいいキャラクター(伝わるのだろうか・・・残念なアウトプット力)やわかりやすい図表がほとんどの見開きページに登場し、文字しかないページというのは数えるほどしかありません。

親しみやすくていいですねえ!!

「現実」を変えられるのはアウトプット

私も一応読書家のはしくれ!本はそれなりに読みますが、この“読書”というのは「インプット」です。

本を読む人は、インプット過剰に陥りやすいと言えます。

本書は言います。

本を100冊読んでも、まったくアウトプットしなければ、現実の世界は何ひとつ変化することはありません『学びを結果に変えるアウトプット大全』、p.18

な、なんですと・・・!?

勉強をしよう!知識を増やそう!と努力して本を読みまくっている人ほど、衝撃を受ける一文です。

本を読むだけじゃダメなんだぁ、ションボリ・・・となりますね。

そこで登場するのがアウトプットです。アウトプットには「現実世界を変える力がある」というのです。どういうことでしょうか。

アウトプットは、「読む」とか「聞く」ではなくて、「書く」とか「話す」に当たります。

インプットと異なり、アウトプットには「運動」という性質があります。これが「運動性記憶」という記憶の定着のしかたをし、ただのインプットより強力な効果を発揮するのです。(本書は自転車の乗り方は一度覚えたら忘れないということを例示し、運動性記憶の効果を説明しています。)

そして、運動的な性質を持つアウトプットは、自分の「行動」として表に現れるので、周囲の人を巻き込んで現実世界を変える力になる、とそういうわけです。

さらに本書は、「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」(『学びを結果に変えるアウトプット大全』、p.28)と言い切ります。

いかにアウトプットが大事か、ということを思い知らされますね。

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アウトプットを80項目で説明

本書は、実に80もの切り口からアウトプットの価値について説明しています。

この項目1つに対し、ほぼ見開きページで簡潔にまとめてくれている(たまに3ページ目がある)ので、非常にわかりやすいです。

また、80項目に細分化されているので、「自分に合うやり方だけを選んで実践していく」、「まずは少しずつ取り入れてみる」というのがとてもやりやすいです。

まさに本書の構成自体がインプットだけで終わることのないように、実践に繋げられるようにと配慮されたつくりになっているといえます。さすがですね!

大事なのは「基本法則」と「トレーニング」

本書はアウトプットについて80項目に分けて説明していると書きましたが、この80項目を4グループに分け、最後にTRAININGの項目を付加して全5章の構成をとっています。

その5グループとは、下記です。

  1. RULES(基本法則)
  2. TALK(話す)
  3. WRITE(書く)
  4. DO(行動する)
  5. TRAINING(トレーニング)

とにかく重要なのは、第1章のRULES(基本法則)と第5章のTRAINING(トレーニング)ですね。

第1章を読むだけでも、アウトプットがいかに重要で価値があるかということがわかります。どういう方法で勉強をしたらもっとも効率的に結果に繋げられるのかということが科学的、理論的に説明されています。「アウトプットについて」インプットする章です(ややこしくてすみません)

そして、第5章を読むことで、「まずどういう行動を起こすべきか」が具体的にわかります。ここが大事!方法論だけで終わっていないところが「アウトプット大全」たる所以ですね!

2~4章はテクニック的な側面が強いので、自分に合いそうだなあと思った箇所から少しずつ生活に取り入れてみる、というのがよさそうかなと思いました。

おもしろい話も多い

アウトプットの有効性をあれこれと教えてくれる本書ですが、単純に読み物としておもしろい話もたくさんあります。

例えば「ぼーっとする」などというのはあまり印象のよくない状態のように思えますが、最近の脳科学研究では重要視されているそうで、80項目のうちの43番目に「ぼーっとする」という項目があります。

これなら私も普段からやってます。というか得意です(笑)

他に、「最強のアウトプット法」として挙げられているのが、「教える」というアウトプット。

80項目のうちの62番目に「教える」の項目があり、これが「インプット」「フィードバック(本書で詳しく触れられています)」「アウトプット」を兼ねていて最強だ!という話です。これも非常におもしろい!

運動の大切さも説明されていました。私は運動不足の日本代表といってもいいほどの猛者なので、これは反省しましたね。何か運動を始めなければ・・・!

個人的には、TRAININGの中の、「読書感想を書く」「ブログを書く」という箇所を読んでニヤニヤしてましたね。本ブログを書くことも有効なアウトプットになっていたようです!わーい!やったー!

終わりに

非常にわかりやすく、有意義な読書だったと思います。

とにかく、インプットだけで終わらないようにという配慮が行き届いていて、読み終わったときに「何か行動を起こさないと!」という気分にさせてくれるのがいいですね。

本書は手元に置いて、折々で読み返していきたいです。

まずは、運動か・・・!

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

つみれ

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