こんにちは、つみれです。
2019年7月20~21日にかけて、名古屋に旅行に行ってきました!
目的の一つは、昨年も参加させてもらった名古屋の読書オフ会に参加すること。
もう一つの目的は、中部近辺を観光すること。
読書オフ会という要素を加味した小旅行といった感じの自由気ままな旅です。楽しいですねえ!
ちなみに私は旅行に関して相当ズボラでして、今回もオフ会に参加することと泊まるホテル以外はノープランです。
観光に関してはオフ会で教えてもらえばいいじゃないかという100%の他力本願精神が見え隠れしていますね、わはは。
それではさっそくレポートしていきます。
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7月20日
東京駅-新幹線
今回参加するオフ会は、参加要項によると、居酒屋で飲み食いしながら本や読書の話をしましょうという内容で、基本的には昨年参加したときと同じです。
会がある程度進行したところで(お酒がある程度まわったところで)、本の紹介&交換を行うというのも昨年同様です。
というわけで、今年は事前に紹介用の本を用意しておきました!
シモダテツヤさんの『日本一「ふざけた」会社の – ギリギリセーフな仕事術』(中公新書ラクレ)です。
一応ビジネス書なのですが、かなりふざけた内容となっていて自然と笑いがこぼれてしまう本です。
でも決しておもしろいだけではなくて、エピソードの端々から笑いや仕事に対する真摯な態度を感じることができ、大切なところではビシッと決めるなかなか粋な一冊となっています。
実は別の読書会で何回か紹介してきた本なのですが、今回は遠方のオフ会ですし(私は普段は関東圏のオフ会に参加しています)、参加者が重複しないようならいいかなと思ってこれに決めました。
さて、旅の始まりは東京駅。さっそく新幹線に乗り込みましょう。いざ出陣!
新幹線のなかでは、エレガントにペットボトルのコーヒーを飲みながら、殊能将之さんの『美濃牛』(講談社文庫)を読みました。
この本とても面白いのですが、なんと700ページ以上もあり、実に1週間以上戦い続けています。
名古屋着
14:00頃 名古屋着
去年の名古屋は体が溶けるのではないかと言わんばかりの灼熱でしたが、今回はそうでもありません。なかなか過ごしやすいです。やったー!
まず、名古屋に来たら絶対にしなければならないことがあります。必須事項です。それはなにかというと・・・。
ナナちゃん参りです。衣装がコロコロと変わるのでその変化を見るのがおもしろく、名古屋に来たらとりあえずナナちゃんを見に行くというのが、マイ名古屋旅行スタイルなのです(まだ、2回目)
今日の衣装は「グランパスナナちゃん」。いや、相変わらずでかいですね。
名古屋駅の再開発で撤去されるかもなんて話もありましたが、どうなったのでしょうか。
私としては、どこかに残ってほしいなと思いますが・・・。
さて、恒例となりつつあるナナちゃん参りも済ませたことですし、宿泊予定のホテルに向かいましょう。
写真を撮るのを忘れましたが、宿泊するのは名古屋駅前のスーパーホテルです。
ここでもろもろの準備をしていたら、オフ会の集合時間が迫ってまいりました。
オフ会
16:45頃 名古屋駅の銀時計集合
昨年と同じ集合場所なので、全く迷わずに到着することができました。駅の反対側出口には金時計が設置してあるのですが、そこと間違えさえしなければかなり安全度の高い集合場所です。
例によって写真を撮り忘れましたので、昨年の銀時計の写真を貼ってお茶を濁すことにします。
オフ会会場である居酒屋に移動、会費をお支払いして席を決めるくじ引きをします。
17:00 オフ会開始
今回のオフ会も昨年と同じくらいの規模で参加者約20名。
名古屋での読書オフ会参加も2回目なので、お会いしたことのある方々もちらほら。こうしてだんだんと知り合いが増えていく感じがいいんですよねえ。
しばしの歓談タイムを経てほろよい気分になってきたかという頃、いよいよ本の交換会が始まりました。
皆さん、ご自分の持ってきた本の良さをここぞとばかりに熱く語っています。
私もシモダテツヤ『日本一「ふざけた」会社の – ギリギリセーフな仕事術』について語りました。
しかし!お酒が結構入っている状態でビジネス書の良さを語るというのはなかなか難しい。
途中から何を言っているのか自分でもよくわからなくなりましたが、聞いている方もよくわからなかったに違いありません。私は勢いで押し切りました!ふははは。
そして、交換会で頂いたのが臼井由妃『やりたいことを全部やる!時間術』(日経ビジネス人文庫)。
うおおお、ビジネス書返しという必殺技ですね、これは!
なかなかめずらしい経験です。
その後、二次会にも参加。
私はここぞとばかりに明日の旅行プランの相談をします。
餅は餅屋。海のことは漁師に、山のことは木こりに。名古屋周辺のことは名古屋人に聞くべし、です!
いろいろなプランのご紹介を受けましたが、そのなかに一つ、ピーンとくるのものがあったのです。
それは岐阜城!
そもそも私が読書の世界にのめり込んだのは司馬遼太郎『国盗り物語』を読んだからです。
そして岐阜城は『国盗り物語』の舞台の一つなのです。
これはねえ、行くしかありませんよ。
私は地理に疎いので、名古屋から岐阜というとものすごく遠いイメージがありましたが、電車で30分とかからない位置にあるようなのです。(←無知)
ホテルに戻り、さっそく明日の作戦会議といわんばかりに岐阜についてケータイで調べていると、いつしか夢の世界に落ちていきました。
いい名古屋旅行1日目だったといえるでしょう。
7月21日
そうだ 岐阜、行こう。
初夏のさわやかな風を頬に受けながら目覚めます。
さわやかな風はホテルのエアコンの風でした。エアコンつけっぱなしでいつの間にか眠っていたようです。
宿泊しているスーパーホテルの朝食バイキングは6:30から9:00までということなので、さっそく向かいましょう。
ふとケータイの時計をみると、8:56と書いてあります。
酒の魔力というべきものでしょう、寝坊です。私の馬鹿野郎!
バイキングは諦め、名古屋駅で適当に食料を買い込んで岐阜城に向かうことにしましょう。
JR東海道本線にのって20分程度の旅です。
はい、岐阜に着きました。はやいですね!
JR岐阜駅前のバス停からバスに乗り込み、岐阜城へと向かいます。所要時間約15分。
乗車時にSUICAが使用できないことが判明し、内心非常に焦るという事件がありましたが、必死に平静を装って整理券を取りました(*´з`)~♪ SUICAも心なしか申し訳なさそうな表情をしています。
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岐阜城
岐阜公園歴史博物館前というバス停で下車すると、目の前にはもう金華山、旧名称稲葉山。
この稲葉山という名前を聞くとウズウズしてきてしまうのは明らかに司馬遼太郎『国盗り物語』の影響です。
一介の油売りから身を立て、一代で一国一城の主にまでのしあがった斎藤道三(近年では一代ではなく父と合わせて二代という説が有力)の本拠地として、稲葉山城(岐阜城のこと)が登場するのです。
その後、道三の娘婿である織田信長によって稲葉山城は岐阜城と改名され、「美濃を制する者は天下を制す」の言葉通り、天下取りの事業の足場として描かれていくというわけです。
この小説のなかで稲葉山城は難攻不落の堅城として描かれています。どうせ行くからにはどの程度の難攻不落加減なのかをこの目で見てやろうということになります。
えっ・・・!!あそこまでのぼるの・・・?
当時の武将たちはあそこまでがんばってのぼっていたのでしょうか?
ならば私もその武将たちと同じ体験をしてこそ、真の歴史好きというもの。
レッツ山登り!と意気込んだところ・・・。
「あっ。ロープウェー・・・(*´з`)」
当時の武将たちの苦労を身をもって知ってこそ真の歴史好きということは百も承知です。
しかし、登山道には「イノシシやスズメバチが生息しているので気をつけて」といった旨の注意書きもあります。
背に腹は代えられません。それどころか、戦国時代にロープウェーがあったら武将たちも喜んで乗っていたはずだ、というすばらしい理論が私の心を支配しました。
ロープウェーに乗りましょう(*´з`)ノ(←うれしそう)
ロープウェー往復乗車券大人一人、1,080円です。
天守閣にて
一瞬にして岐阜城までのぼってきました。
下から見るとこのカッコよさ!
さっそく、拝観料200円をお支払いして、岐阜城に乗り込みます。
これこそ、天下人の眺め・・・!もう気分は織田信長です。
人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり・・・。
これはもう一回『国盗り物語』を読みたくなってきましたねえ。
さて、お腹が空いたなあと思っていると、岐阜城の敷地内に「展望台レストラン」という素敵なスポットがあるとのこと。さっそく向かいましょう。
金華山展望レストラン、「ポンシェル」さんで食事です。
調べてみると、ご当地B級グルメのグランプリ受賞というすばらしいメニューがあるではありませんか。
その名も、「信長どて丼」。なんというイノベーショナルな名称なのでしょう。信長の革新性をひしひしと感じます。
牛すじと豚ホルモンを赤味噌でじっくりと煮込んだ「どて」がご飯の上に乗っかって、なんとも旨そうな逸品です。
食べてみると、・・・うまい!! 甘じょっぱい「どて」がご飯とめちゃくちゃに合います。
どんぶりの縁につけられたからしと一緒に食べるとすっきりとおいしくなり、さらに七味をかけるともうこれはなんというか天下人の味です。
写真を撮る技術が絶望的に低く、杏仁豆腐はどんぶりの後ろに隠れてしまっていますし、赤味噌のお味噌汁はふたが被さったままです。どうかお許しください。
ところで岐阜城敷地内には「GIFUスマイルフォトスポット」というおもしろいものがあちこちに設置してあります。
写真は忍者屋敷のどんでん返しのような扉を絵で描いたトリックアート的なスポット。
ここでにこやかにスマイルしながら写真を撮ってくださいということでしょうが、一人旅にはきつすぎる趣向ですので、スポットの写真だけ撮りました。
「ギーーーフ」という効果音に狂気的なセンスを感じます。
他にもいくつも設置してあるので、大勢でくればかなり楽しめるポイントかもしれませんね。
おわりに
この後、電車で名古屋に戻り、軽食を取ったりぶらぶらと遊んだあと、新幹線に乗って東京へと帰ることになります。
しかし、ここには特筆して語るべきストーリーはありませんので、ここで筆をおくことにしましょう。
二日間の名古屋旅行、満喫いたしました!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
つみれ
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